ふれあい健康教室…インフルエンザT   2001.11.24.

質問1 インフルエンザの<名前の誕生>は?

流行する感冒の歴史は2500年前から記録されているが、インフルエンザと命名されたのはいつ?   

@14世紀 イタリアのフィレンツェで使われ出した。”寒い天気の影響”(インフルエンス)と言う意味。
A19世紀末に流行時に、ドイツの医学者が患者さんの咽頭から”インフルエンザ菌”を検出し、
  それが病原菌と考えられたのでインフルエンザと命名した。
B20世紀になって、インフルエンザウイルスが発見されてからインフルエンザと命名された。

質問2 <インフルエンザの特徴は> ”突然 38度以上の高熱が出る”ことですが、
インフルエンザを疑わせるその他の症状は?


@嗄れ声があり、クル−プ(喉頭浮腫)症状などあり息苦しくなること  
A下痢、嘔吐を伴い脱水症をきたしやすいこと  
B筋肉痛、だるさ、頭痛など全身症状が強いこと

質問3 インフルエンザが<なぜ怖い>のか? 
大流行しやすいことと 重大な被害を及ぼすのは次のどれ?


 @痙攣・意識障害など脳炎になりやすく、高齢者の痴呆・寝たきりにつながる。
 A高齢者や抵抗力のない人に肺炎を起こしやすく、入院患者や死亡者が増加する。
 B特効薬なく、高熱・全身痛には点滴と鎮痛剤大量投与、あとは自然の治癒力頼り。

質問4 インフルエンザの診断はどうするのか?

 @補体結合反応という血液検査でウイルス抗体が検出でき、迅速診断ができる。
 A痰の培養検査で、早期診断する。
 B鼻汁・咽頭ぬぐい液を採取して酵素免疫法で検出できる(FLU OIAなど)

質問5.インフルエンザワクチンを是非うつべき人は? 

  @高齢者・慢性疾患患者・免疫低下状態など合併症のあるハイリスクグル−プ
  A働き盛り 妊婦 政府要人など 社会的に重要な人たち
  B保育園・小中高校生・大学生 など集団生活をしていて将来のある人たち

質問6.インフルエンザワクチンの株(型)はどう決定しているのか?

 @アメリカ感染症センタ−・インフルエンザ研究所が、インフルエンザのル−ツ中国の
   鳥類の血液を調べて型を決めている
 AWHO会議で世界二百ケ所のデ−タ−を解析し、流行予測をだすが、それを参考にして
  日本の地域状況などを総合して国立感染症研究所インフルエンザ種選定会議で選定する。
 B天気予報と同じく、過去の膨大なデ−タを元に、コンピュ−タ-解析して、日本の
   厚生労働省が決めている。  

質問7 ワクチン注射後に注意すべことは次のどれか? 

 @注射1時間以後の入浴はかまわないが、激しい運動は避けたほうが良い。 
 A良くもむことが重要で、吸収しやすく、硬結ができにくくなる。  
 B酒・たばこは問題なく、いつもより多めにしたら循環をよくし 副作用が出にくい。

質問8.インフルエンザに有効な治療薬は?

 @アマンタジンというパ−キンソン病の治療薬がA・B両方に有効である 
 AA・B両方に有効なのは、タミフルという最新薬である。 
 Bアレグラという、アレルギ-の薬が有効である。

解答と説明