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A 今年のインフルエンザの特徴についてですが、マスコミ報道や 厚労省通知などによると、目立っているのが新型インフルエンザ関 連で、従来型については特別な事はなく例年どうりと思われます。
10月から接種しているワクチンの型も例年どうり国立感染症研究 所が流行予測し、これに基づいて厚生労働省が決定してます。今年 度の型は、Aソ連型はニューカレドニア/20/99、A香港型が広島/
52/2005 B型はマレーシア/2506/2004という型で、昨年度の主流行 はA香港型だったとのことです。
新型インフルエンザについては、厚生労働省が、平成17年10 月、「新型インフルエンザ対策推進本部」を設置し、「新型インフ ルエンザ対策行動計画」も策定(今年5月に改定)し、対策を強め
ています。三年前から、東南アジアにおいて、鳥インフル エンザ感染が増加し、死者も増えてきている(死亡率・約60%) ことから、今後ヒトからヒトへ感染するウイルス(新型インフルエ
ンザウイルス)へと変異し、世界的な流行の可能性がでてきている と危惧されているところです。
予防ですが、厚労省が「守って防いでインフルエンザ〜ワクチン、 手洗い、マスク、うがい〜」という標語で対策を呼びかけています。
まず流行前のワクチン接種で、罹患した場合の重症化防止に有効 と報告されており、なるべく11月中に受ける事が望ましいでしょう。 流行中には、@帰宅時の手洗い:うがいで付着したウイルスを除
去する A適度な湿度の保持:十分な湿度(50−60%)が、の ど粘膜の防御機能低下を防ぎ、ウイルスの感染力を低める。B十分 な休養と栄養摂取:からだの抵抗力を高めます。C流行時には、人
混みや繁華街への外出を控え、外出時のマスク着用も必要です。
新型インフルエンザ予防も、基本的には同じで、ワクチンはまだ 出来ていませんが、早期実用化へ向けた開発が展開されています。 |