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第9回平和のつどい開催

報告者:松本 拡

主催:アカシア会、三郷わせだ健康友の会、健和会労組

   平成30年8月4日土曜の午後に、三郷市早稲田3丁目のクリニックふれあい早稲田の施設を中心に、『第9回 平和のつどい』を開催いたしました。非常に暑い中、午後2時から5時半まで延べ150名の方にご参加いただき、盛会となりました。

   室内では「平和」をテーマにさまざまな演目を行いました。また、屋外では例年通りクリニック前のスペースや近隣のお宅の駐車場などをお借りして縁日風の催しを開き、お祭りの雰囲気を楽しんでいただきました。

   今年は“給食協同サービスリップル”職員のご協力いただき、カレーライス、フランクフルト、焼きそばなどの定番メニューと、カキ氷、フローズンフルーツなどの冷菓もご用意いただくことができ、例年に比べ販売のメニューが豊富になりました。それらの売り子さんは、地域活動支援センターパティオ、就労移行支援事業所ラ・ポルタの利用者さん(障がい者)の方にも活躍していただきました。

   また、子どもたちにも楽しんでもらうために、おもちゃやお菓子を釣るゲームや、ストライクアウト、輪投げも例年通り行いました。初めての取り組みとして、三郷わせだ健康友の会の方にご協力いただき、お菓子が景品の「じゃんけんゲーム」を行い、老いも若きも一層の交流を図ることができました。

   室内企画では、地域で活動されているウクレレサークルとフラダンスサークルの方々の演奏、歌、踊りを楽しみ、国立音大生を招いてクラリネットアンサンブルの生演奏を堪能したり、にぎやかで芸術的な催しもありました。

   平和に関する企画では原爆投下当日の広島を舞台とした朗読劇をアカシア会職員有志で上演したり、戦争をテーマにした紙芝居を友の会の方に上演していただきました。さらに戦争体験者である友の会の方2名(藤川89歳、久久湊さん)と若者2名(健和会労組委員長の北川さんとみさと協立病院MSW高林さん)とで座談会形式で意見交換を行いました。このように、平和についてしっかり考える文化的な催しもありで盛り沢山の会となりました。

   特に、「平和トーク座談会」と銘打った意見交換では、戦争体験のご紹介とともに、これまでの人生で考えてきた疑問や、未だに整理できないほどの恐怖や混乱など、戦争の“できごと”だけでなく、戦中戦後を生きてきた“感情”や“想い”にも触れることができました。

   若者世代の登壇者からは、戦争を経験していない世代では、戦争に対する“問題意識の温度差”のようなものがあり、真剣に取り組む人、そうでない人との差があり、そのような温度差の影響で家族や友人と意見を交わすことがタブー視されているように感じられるという発言もありました。また、労働者の立場からのご発言もあり、戦争状態では戦場へ行かない非戦闘員も“戦争のために働く”ことを求められ、否応なく巻き込まれていくため、誰にとっても決して無関係な話ではないとのご意見もありました。

   1時間ほどの短い時間ではありましたが、他にも会場からも発言があるなど有意義なお話がたくさんあり、参加されたみなさんで意見交換ができたかと思います。

   会の全体を通して、老若男女、病気や障がいの有無を問わず、“その人らしく”参加し、楽しみ、活躍していただけた会になったかと思います。最後になりますが、ご協力いただきましたみなさまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。毎年さまざまな方々のご協力を受けて実施している会となります。今後ともみなさまのお引き立てをよろしくお願い申し上げます。

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